皆様こんにちは。
“元プロがアナタの夢をサポート!”をキャッチフレーズに住宅検討コンシェルジュをしております植田です。
本日は
太陽光発電住宅のホントのところ
をご紹介致します。
太陽光発電搭載住宅は、過去では珍しいものでしたが、今は当たり前になっています。私が担当させて頂いたお客様の8割以上が太陽光発電住宅を取り入れていらっしゃいます。
私が住宅営業マンだった頃、当然のように太陽光発電システムをお勧めしておりました。恐らくどこのメーカー営業マンも否定する人はあまりいないと思います。
けど施主様にとってはそれが営業トークなのか、本当に付けるべきなのかの判断が難しいところですよね。
そこで住宅営業マンを辞めた私がホントのところをお伝え致します!
光熱費がゼロになる目安
私が担当させて頂いたお客様にご建築頂いた後、実際に光熱費がどれくらいかかっているかを調査致しました。
数年前、売電価格が48円だった時代には4kWの太陽光発電で単世帯では光熱費ゼロを達成出来たと思います。
実際に売電価格と買電価格をグラフ化なさっていたお客様もお二方いらっしゃっり信頼できるデータです。
昨今売電単価は下がってしまっているので結論としては
5kWなら光熱費ゼロになる可能性が高い
と言えるでしょう。
もちろん、四六時中クーラーを付けっ放しにしていたらダメですよ。我慢しないまでもエコな生活を心がけての前提です。
因みに5kWを新築で設置をすると
工事合計金額は大凡200万円程。
本来支払うはずだった光熱費が無くなると考えると
月々2万円の節約
に等しいのではないでしょうか。
つまり元を取るまでには100ヶ月▶8.3年かかります。
リフォームの場合ですと設置価格が1.5倍ほど必要なケースが多い為、元をとるためには12.5年必要となりますね。
メンテナンスはどれくらいかかる?
8.3年で元が取れるのは分かったけど、その間に太陽光発電が壊れたり、メンテナンスにお金がかかってしまってはダメですよね。
太陽光発電システムでメンテナンスが必要なのは実はパワーコンディショナーだけ。
パワーコンディショナーとは
太陽光パネルが発電する電流は直流。私たちが利用している電流は交流です。
パワーコンディショナーは直流を交流に変えてくれる変換装置とお考えください。
上の画像のように外壁面や室内の収納に設置することが一般的。エアコンの室外機と同じで機械ですので、どうしてもメンテナンスが必要になります。
メンテナンス価格は35万円/10〜15年
つまり、太陽光発電の元を取るまでの間はメンテフリーということです。
パネルの寿命は?
太陽光発電のシステムは物凄く単純。発電して変換して給電もしくは売電しているだけ。しかもパネルはシリコンで出来ているので壊れるということが考えにくいもの。
耐用年数は20年〜30年と言われています。
しかしながらこれはメーカーが出している耐用年数。30年以上動いている太陽光パネルも多く存在するので、もっと長いのではないか、と私は考えています。
つまり
10年スパンでパワーコンディショナーを交換して、30年間パネルが動いてくれたと仮定すると
- 初期費用+メンテ費用:200万円+35万円+35万円=270万円
- 浮いた光熱費用;2万円×12ヶ月×30年=720万円
30年間で450万円もおトク!という結果となります。
このような結果でございますので、私は自信を持って太陽光発電システムをお勧めしておりました。
実際にご建築頂いたお客様からも喜びのお声をたくさん頂きました。
今だから言えることですが、他のオプションについては
「付けなくても良かったかなー」
なんて笑いながら言われることもありましたが、太陽光発電については聞いたことがありません。
端的に申し上げるとお勧めです。
住宅メーカー側の注意点
上記で述べたように、太陽光パネルは30年以上もちます。しかしこれがデメリットになってしまうケースも。そうです、屋根のやり替え工事です。
20年後に大規模な屋根工事を行う必要があったら太陽光発電パネルは邪魔でしかありませんよね。一度丁寧に外して、屋根工事を行い、再度付け直す。
工事費用は高くて然るべきです。
なので屋根のメンテナンススケジュールには十分に注意してください。
屋根工事は少なくとも30年以上行わくて良いメーカーを選びましょう。
屋上利用とどちらが良いか
フラット屋根の場合、施主様が迷われるのは屋根を屋上利用するのか、太陽光発電システムを大容量載せるのか。
屋上は男のロマンですから是非とも付けたいですよね。
けれど私個人的には太陽光発電システムを全面に敷き詰めることをお勧め致します。
屋上でバーベキューを楽しむのは年に何回あるでしょうか。
屋上で花火を楽しむのは年に何回でしょうか。
それであれば雨天以外、年間200日程度働いてくれる太陽光発電システムの方が良いのではないか、というのが私の考えです。
勿論、明確な理由や目的があって屋上を設置される場合や、施主様の優先順位が高い場合は屋上をつけるべきだと思います!
それではまた。
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