皆様こんにちは。
“元プロがアナタの夢をサポート!”をキャッチフレーズに住宅検討コンシェルジュをしております植田です。
本日は
プランニングの依頼の仕方
をご紹介致します。
これ以前のStepについての記事はこちら★
Step2までを経て2〜3社に絞ることが出来ていますでしょうか。
3社程度であれば間取りや見積もりも深く検討できる数だと思います。
ここでは間取り作成の依頼をする際の注意点を記述させて頂きます。
要望は極力具体的に行う。
必要な部屋数やざっくりとした広さのご要望は皆さんお伝え頂けるのですが、ファーストプラン提出の際に細かいご要望がないお客様も多くいらっしゃいます。
それでも住宅営業マンはお客様が発したヒントから予想して、なるべく気に入って頂ける間取りを作成するのですが、やはりクリティカルヒットする間取りはなかなか出せません。
複数のメーカーに同じような依頼をすると、コンセプトが違った間取りが複数出てくることになります。
曖昧なご要望のデメリット
コンセプトが違った間取り図はお客様からすると見ていて楽しいのかもしれません。「こんな考えもあるのか」と思いもよらないアイデアを知れるかも。
けれどこのように検討してしまうと、“結果的に窮屈な間取り”となってしまうケースが多いと感じられます。
なぜ窮屈な間取りになってしまうのか
ファーストプランとして一度見てしまうとそれがベースとなります。本来「こういう家に住みたいな」という要望や、他のプランで得た“取り入れたい発想”をそのプランに付けたそうとすると、必然的に何かを削る作業になってしまいます。
- リビングを狭くする
- 玄関を狭くする
- 収納を減らす
- 家事動線を無くす
等です。
これらを回避する為にはファーストプランのご要望を伝える段階で、ある程度の優先順位を付けておく事が大切。
勿論それは具体的な間取りレベルまで落とし込んでおく必要はありません。
下記のような夢を語って頂ければ営業担当、設計担当が形にしてくれます。
例えば
- 屋上でバーベキューを楽しみたい。
- キッチンからリビング全体を見渡せるようにしたい
- 家族がリビングに集まるようにしたい
- 家事をラクにしたい
- 書斎で静かに仕事がしたい
等です。このような漠然とした“夢”をより多く語って頂くことによって、その夢が実現出来る間取りで且つ使い勝手の良い間取りを提案してくれることでしょう。
例えば「屋上でバーベキューがしたい」というご要望で、ただ単純に屋上を付けるだけでは提案力が低すぎですよね。
屋上への導線上で、運びやすい位置に収納を設けたり、個人の部屋ではなく共有スペースから屋上へ上がれるようにしたりと、配慮する点は多くあります。
これがファーストプランを出した後に出たご要望の場合、取って付けたような屋上になってしまい、使い勝手が悪くなる可能性もあるのです。
優先順位を付けてください
上記のような新しい家で実現したい“夢”は出来るだけ多く頂いた方がよりよりプランニングが出来ます。
しかしながら全部を叶えることが困難なケースも。その時のために優先順位を付けておいた方が良いでしょう。
勿論住宅メーカー側はそれらの夢を全て適えるための方法を必死になって模索することと思いますが、予めお伝え頂けた方がどこに重点を置いてプランニングすべきかが明確となり、施主様の意図しているプランが出やすいと思います。
雑誌の切り抜きがあると尚Good
本屋さんやインターネットにはインテリアの紹介や建築実例の紹介がたくさんあります。
その中で気に入ったもの、理想に近いものがあったら積極的に見せてください。
ご要望を言葉で伝えるよりも、施主様が求めている理想像がイメージしやすく、間違った理解で提案してしまう可能性が激減します。
依頼の条件は揃えましょう
間取り提案の依頼を複数社行う場合、条件を揃えておかないと価格の比較が難しくなってしまいます。
揃えておくべき条件は、坪数の他にも下記のようなグレードがあります。
- 外壁材は自浄作用がある汚れが付かないタイプ
- オール電化住宅
- 太陽光発電は4kW
- リビングには床暖房を8畳
- 換気システムは標準タイプ
これらのグレードを揃えて比較検討をやりやすくしておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
ただ部屋数と広さを伝えて「あとはプロにお任せ」よりも施主様の理想に近い間取り図が出てきそうではありませんか?
上述致しましたが、施主の皆様は“夢を語る”だけでOKです。それを具体化させるのが住宅メーカーの仕事ですから建築の専門知識は全て度外視して、「どういう暮らしがしたいか」を膨らませてください。
これが“良い間取り”を一緒に作る秘訣だと思います。
それではまた。
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