[新築住宅] メンテナンスを安くする外壁材の選び方

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皆様こんにちは。

“元プロがアナタの夢をサポート!”をキャッチフレーズに住宅検討コンシェルジュをしております植田です。

本日は

メンテナンス費用がかからない外壁材の選び方

をご紹介致します。

住宅はとっても高価なお買い物。どうしても購入費用に目がいきますよね。けれど長い目で見ると“住宅購入にかかる費用”は“住居にかかる費用”の3分の1程度に過ぎないということをご存知でしょうか。

“住居にかかる費用”とは下記の項目があります。

  • 住宅購入費用
  • 光熱水費
  • ローンの金利として支払う費用
  • メンテナンス費用
  • リフォーム費用

“住宅購入費用”を少しでも安くしよう、と考えることも大切ですが、“住居にかかる費用”全体を安く済ませることに目を向けた方が結果的にはお得なケースも。

本日はメンテナンス費用を安くする方法をお伝え致します。

外壁材がとっても大切

住宅を維持する上で、メンテナンスは避けて通れません。色々な項目がありますが、外壁のメンテナンスは大きくお金がかかる項目の1つ。

これを削減できれば負担は軽くなります。

外壁は大きく分けて2つ

外壁は大きく分けて、塗装外壁と自浄作用のあるものの2種類あります。

塗装外壁について

塗装外壁は外壁材の上に塗料を吹きかけてコーティングしているものです。塗料は2重3重に塗ることが多く、耐久性能や汚れがつきにくい性能を向上させています。

後者と比べて安価になることが最大のメリットですが、コーティングはコーティング。雨風や排気ガス、太陽光線に常にさらされている外壁ですから、そのコーティングも経年劣化に伴って剥がれていきます。

つまり塗り替えの必要が必ずあるということです。

ちなみに、メーカーが言う塗り替え頻度よりも実際の塗り替え頻度の方が高いとお考えください。

メーカーが言う“塗り替え頻度”は外壁材の性能面に着目しています。つまり汚れについては度外視していると言えるでしょう。

性能的には塗り替えの必要がなくても、雨だれ等により汚れが目立ってきたらオーナーとしては気になりますよね。メーカーは20年もつと言っていても、多くのオーナー様が10年〜15年のうちに塗り替えの必要性を感じていると思います。

自浄作用のある外壁について

パナホームのキラテック外壁やセキスイハイムのタイル外壁などが該当します。

これらは外壁に汚れが付いたとしても雨で汚れを流れ落ちてくれる作用があります。

これらは塗装材によってコーティングしているわけではなく、タイルの性能によってセルフクリーニングを実現しています。つまり経年劣化によって剥がれるものがない=塗り替えの必要がない、ということです。

自浄作用の原理は光触媒と親水の2種類あります。

光触媒とは

パナホームのキラテック外壁がこの光触媒を利用しています。

ザックリ言うと

  1. 太陽光が外壁に当たることにより親水性が生まれる
  2. 薄い水の膜を張ってくれる
  3. 汚れはその膜の上に付着するので雨で流れ落ちる

というものです。

光合成みたいなイメージですね。デメリットとしては太陽光が必要なこと。

北側いっぱいに建物を寄せて建築する場合、北側は殆ど太陽光が当たらない状態になってしまいます。

その場合うまく機能しない場合もある可能性があることがネックです。

親水性タイル

セキスイハイムのナノ親水外壁がこれに該当します。

上記の光触媒との違いは太陽光を必要としないこと。原理としては下記です。

  1. タイルは親水性に富んでいる為、常に薄い水膜が張っている
  2. 汚れはその水膜の上に着く
  3. 雨で汚れが流れ落ちてくれる

ナノ親水タイルのデメリットは目地が目立ってしまうこと。一定間隔でガスケットと呼ばれるゴム材を入れている為、気になる人は気になるのではないでしょうか。

さて、その効果ですが、光触媒タイルもナノ親水タイルも本当に汚れが付きにくいです。樹木がすぐ近くにあり薄いコケのようなものが付着していたのを見たことがありますが、ケルヒャなどの高圧洗浄機で当てれば汚れは取れてしまうほどです。

どれくらいのコストアップなのか

自浄作用がある外壁はオプション扱いとなっている会社が多いと思います。

30〜35坪の建築であれば100万円程のコストアップでしょう。

40坪〜45坪の大きな住宅でも150万円くらいのコストアップだと思います。

大きなコストアップなので悩みどころだとは思いますが、資金的に可能なのであればタイル外壁になさることをお勧めいたします。

前述の通り、塗り替え費用が大きく削減できます。

15年後に塗り替えをするとして、リフォームでの塗り替え費用は100万円以上かかるケースが殆ど。その分でペイできてしまう額です。

15年後に塗り替えを行うオーナー様は恐らく10年後辺りから汚れが気になっているのではないでしょうか。

家に帰る度に「そろそろ塗り替えした方が良いかなー、でもまだ10年だしなー」とちょっと憂鬱な気分になってしまうのは気分が悪いですよね。

タイル外壁ならば「ウチはタイル外壁にしたからまだまだ綺麗だな!」と帰る度に気分が良くなるかも!

金銭的にも、精神衛生的にも良いと私は思っています!

住宅選びは遠い未来も見据えてご検討なさることをお勧め致します!

大手鉄骨メーカーの外壁比較をした記事も是非ご覧ください!

大手鉄骨住宅メーカーの外壁を徹底比較![メンテナンス頻度など]

 

それではまた。

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