皆様こんにちは。
“元プロがアナタの夢をサポート!”をキャッチフレーズに住宅検討コンシェルジュをしております植田です。
本日は
住宅メーカーの気密性能を見極めるたった1つの質問
をご紹介致します。
気密性能は言い方を変えると“家の隙間がどれだけあるか”というもの。
家に隙間が多ければ多いほど、外気が室内に入り込みやすい為、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。
それだけでなく湿気が壁内に入り込むと壁内結露の原因となり、断熱材が腐ってしまうことも。室内の湿気が壁内に入り込んだとしても同じことが言えます。
これらは建築後10年程は実被害として現れることはありませんが、それ以降になると住宅の品質として差が生まれてきます。
とっても大切なことなので客観的に比較をしておきましょう。
パソコンを購入する際、皆様スペックを数値にて比較しますよね。CPUメモリや容量など。けれど住宅営業マンに「オタクの気密性能はどうですか?」と尋ねても何やら凄そうなロジックを説明されるばかりでどこのメーカーが本当に良いのか、はなかなか把握しにくいのではないでしょうか。
そこで次の質問をすると客観的に比較することが出来ます。
客観的に比較する為のたった1つの質問
気密性能を比較する際には下記の質問をするだけでOKです。
オタクのC値はいくつですか?
気密性能を数値で表すにはC値という単位を利用します。
C値とは
C値とは相当隙間面積のことで、単位は㎠/㎠。家全体の隙間面積を家全体の床面積で割った数値です。
つまりC値は低ければ低いほど優秀です。この数値をメモしておいて最終判断を下す際の大切な指標にしましょう。
C値の目安(次世代省エネルギー基準)
次世代省エネルギー基準とはCO2を減らす為に高気密高断熱住宅を推進する為に制定された基準のこと。
エリア毎に取り決めがあり、寒冷地になればなるほど基準は厳しくなります。
もっとも厳しい基準が北海道で、Ⅰ地区と呼ばれます。
この次世代省エネルギー基準は以下の気密性能をクリアしていれば“基準クリア”となります。
新築される際にはこの基準をクリアしているメーカーになさった方が良いと思います。
<Ⅰ地区>
・エリア:北海道
・C値:2.0
<Ⅱ地区>
・エリア:青森県、岩手県、秋田県
・C値:2.0
<ⅲ地区以下>
・エリア:宮城県、新潟県等、上記3道県以外
・C値:5.0
つまり東京都や愛知県等の“北海道、青森、岩手、秋田”以外はC値5.0をクリアしていれば次世代省エネ基準はクリア出来るというわけです。
C値5.0は決してハードルの高い数値ではありません。神奈川や大阪のようなⅲ地区以下のエリアで建築する場合でもC値2.0の高水準を達成しているメーカーをお選びされることをオススメします。
その他、たった一つの質問で客観的に比較ができる記事については下記をご覧下さい。
[住宅営業マンへの聞き方] 断熱性能を見極める方法[住宅営業マンへの聞き方] 断熱性能を見極める方法
それではまた。
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