皆様こんにちは。
“元プロがアナタの夢をサポート!”をキャッチフレーズに住宅検討コンシェルジュをしております植田です。
本日は
計画に合った坪数の目安
をご紹介致します。
前回の記事にて“正しい坪単価の聞き方”についてご紹介致しました。本記事の最下部にリンクがございますので是非ご確認ください。
住宅の検討に欠かせない予算計画。気に入ったメーカーの坪単価を把握しても自分の計画に何坪程度がマッチしているのか分からなければ意味がありません。
地主さん等でない限り、坪数はあまり馴染みのない単位なのかもしれません。
2畳=1坪
1畳、2畳という単位は馴染みのある単位かと存じます。
例えば50坪の土地というとピンと来ないかたでも100畳の土地と聞けば「すごく広い土地」という印象を受けるのではないでしょうか。
把握しておく目的
実際、坪単価はある程度変動するものですし(家の規模や形、キッチンのグレードやオプションのグレードによる為)必要な坪数も間取りやお部屋の広さによって大きく変化します。
例えば同じ30坪の家でも廊下が多いような無駄のある間取りであればお部屋は狭くなります。
つまりここで私が申し上げることはあくまでも目安でしかないということです。
設計をしてもらわなければ正確な坪数は出ませんし、見積もりを出してもらわなければ正確な金額は出ません。
しかしながらそれには時間と労力がかかります。
それを少しでも減らす為に設計をしてもらう前に予算内のメーカーなのかどうかの見切りを付けておくことを目的としております。
①ゆったり目な2LDKまたは少々狭めの3LDKは30坪
ここでは1階にLDK、水周りをまとめた間取りを想定しています。
2LDKならば2階に2部屋、3LDKならば2階に3部屋を設けるような間取り。
30坪で3LDKのプランニングをすると廊下を如何に失くすか、がプランニングの肝となります。LDKは16畳程の広さを確保できると思われます。
30坪で1階に和室を設けようとするとLDKではなくダイニングキッチンになってしまうと思います。
和室をリビングとして利用して、ダイニングに隣接させれば成り立つかもしれません。
②ゆったり3LDK、または必要十分な4LDKは35坪程
先ほどと同じように1階にLDKと水周りをまとめるとして、2階に3部屋設ける場合、35坪あればゆったりとしたプランニングは可能です。
1階に和室を設けると必要十分なサイズ。2階のお部屋は全部屋6畳以上で主寝室にウォークインクローゼットを付けるようなゆったりとした間取りになりますが、LDKは16畳ほどになるとお考えください。
③広々4LDKは40坪
1階にLDKプラス和室、水周りをまとめたプランニングで玄関ホールにゆとりを持たせようとすると40坪程は必要だとお考えください。
40坪であればかなり自由度は高く間取り設計が可能です。
例えば同じ条件で35坪にまとめようとすると無駄を排除することに注力する必要があり、ある程度固まった中での設計となりますので、遊び心のある間取りは難しいかもしれません。
40坪あれば家事動線確保の為の廊下を作ったり、魅せる階段を設けたり、収納をたくさん設置したりと自由な4LDKが可能です。
また、2階には主寝室8畳プラスウォークインクローゼット、子供部屋6畳ずつプラス納戸をつけることも可能です。
④必要十分な同居型二世帯住宅は40坪
LDKや水周りは1つで1階に親御様のお部屋を1つ設ける同居型二世帯住宅は40坪程必要です。
基本的には③の広々3LDKと同じ考えで、和室を親御様のお部屋に変化させるだけなので、40坪あれば問題なく設計できます。
③よりも若干制約があります。和室ならばLDKとの隣接でもOKですが、親御様のお部屋の場合そうはいきません。
玄関ホールから直接入れる動線を確保する必要があることと、しっかりと収納計画を組まなければいけない事から、多少条件は厳しくなります。
⑤別居型二世帯住宅は50坪程
別居型二世帯住宅はキッチンが2つ、水周りも2つ、玄関も2つ設けることが一般的。家2軒分を盛り込むことに近い為、50坪以上の大型住宅になることが多いです。
また、坪単価も高くなりがちなのがこの別居型二世帯住宅。1坪当たりの単価としてフローリングだけのお部屋よりもお風呂の方が高額になることは予想できるはず。このことから別居型二世帯住宅やアパートは単価が高くなります。
別居型二世帯住宅をご検討の場合は営業マンが伝える坪単価よりも10万円ほど高くなると考えておいたほうが良いかもしれません。
施主様のお考え1つですが、キッチンのみを2つに分けて、玄関やお風呂、トイレは共同で使うようにした方が少ない坪数でプランニング可能ですし、トータル金額としてはかなり抑えることが出来ます。
その代わりしっかりとプライバシーを守れる間取り計画が必要になります。
いかがでしたでしょか。
坪数のイメージは掴めましたでしょうか。
営業マンから仕入れた坪単価情報に掛け合わせてトータル予算像を把握しておくことをおすすめ致します。
ちなみに間違えない坪単価の聞き方については下記の記事をご参照ください。
それではまた。
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