皆様こんにちは。
“元プロがアナタの夢をサポート!”をキャッチフレーズに住宅検討コンシェルジュをしております植田です。
本日は
鉄骨軸組工法の特徴について
をご紹介します。
鉄骨軸組工法とは木造軸組工法の素材を木材ではなく鉄骨でまかなったもの。
鉄骨でいうスジカイをブレースと呼び、鉄骨ブレース工法とも呼ばれます。
下の画像のようなイメージです。
画像参照元:https://www.homes.co.jp/kodate/b-17000130005506/
木材ではなく鉄骨を使うことでの得られるメリットやデメリットをご紹介します。
大手住宅メーカーでは積水ハウス、ダイワハウスが該当します。
鉄骨軸組工法のメリット
性能が均一
木材は生き物ですし、上質な木材なのか、安価な木材なのかは素人では判別がつきません。等級でも判断しずらいことが厄介なところです。
しかしながら鉄骨は規格がハッキリしていれば品質は規格どおりの能力を発揮します。つまり性能が安定しているのです。
大きく関与してくる部分が耐震性能ですね。耐震性能に重きを置かれていて、確実性を重視するのであれば鉄骨軸組工法はおすすめの工法です。
信頼できる工業化住宅
鉄骨軸組工法などの工法はプレファブ住宅とも言われます。
プレハブというとあまり良い印象がありませんが、プレファブリケーションの略で工業化という意味。
工業化製品は精度が高く品質が安定している為、大工さんの腕のバラツキに依存しません。
現在は腕の良い職人さんが減りつつありますので、今の時代にはマッチした住宅なのかもしれません。
工期がある程度短い
ある程度と記載したのは鉄骨ユニット工法よりは工期が長いからです。
しかしながら工業化住宅ですからパネル単位で工場にて生産を行い、現場での作業工数をかなり削減することが出来ます。
現場での作業が少なければ仮住まい期間も短くなりますので大切な検討ファクターかと思います。
鉄骨軸組工法のデメリット
間取りの自由度は中間レベル
これは工業化製品の宿命ですが、メーカーによって規格がある程度決められています。もちろんメーカー側も施主様の希望をなるべく適えるべく基本的な要望にならば対応できますが、決められた中で組み上げるしかありません。
大手木造メーカーも同じことが言えるのですが、木材の加工と鉄骨の加工ではコストが違います。
鉄骨住宅でも“特殊加工”は不可能ではありませんが、割高になってしまうことは否めません。
リフォームが困難
これは大手メーカー全般に言えることかもしれませんが、メーカー住宅のリフォームはそのメーカーにお願いすることが多いと思います。
何故ならばそのメーカー独自の工法を利用していることから別のリフォーム会社ではわからない事があるからです。
住宅メーカーのそれは得てして割高な価格設定です。
木造ならば素材が木材ですから他のリフォーム会社でも対応できる点も多いと思いますが、鉄骨の加工は大変なので、建てたメーカーにお願いするケースが多いようです。
断熱性が低い
これは鉄骨と木造の比較になりますが、熱伝導率が高い鉄骨は外気の熱を室内に伝えやすく、木造に比べて断熱性能が低いことが多いです。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
鉄骨住宅?木造?それぞれのメリット・デメリット
結論
鉄骨軸組工法は言わば“間違いのない工法”だと私は認識しております。
突出したメリットというのはありませんが、決定的なデメリットもありません。高いレベルで“可もなく不可もなく”というのが特徴なのかもしれません。
最大のデメリットである「価格帯が高い」という点さえ対応できるようであれば1度検討なさってみてはいかがでしょうか。
それではまた。
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